自分の支出入、把握していますか?
あなたは1ヶ月でいくらのお金が収入、支出で出入りしているかを把握していますか?
お金は有限です。何にいくらお金を使っているかを自分の頭で把握することが大切になります。
またそれが収入の何%程度なのかも意識すると生活費を抑えることが出来るようになります。
お金を貯めるための第1歩として自分の収支を見直し家計の状態を把握していきましょう。
固定費の見直し
さて、自分の1ヶ月の収支を見直した方に意識していただきたいのが「固定費」です。
家、通信費(スマホ)、車、保険など毎月何千円、何万円と支払いがかかってくるものです。
毎月支払う、かつ額が大きいものから見直していきましょう。
例えば…
- 家→家賃、敷金礼金、仲介手数料、水道光熱費
- 通信費→スマホ代、インターネット代
- 車→車両代、保険代、走行費、維持費
- 保険→生命保険、火災保険
- その他→サブスクサービス、ジムなど
と思いつくものでこれだけ出てきました。
次にそれぞれの金額を見ていきます。
家→60000円(※家賃のみ)
スマホ・インターネット代→13000円
車→53000円(※車体代、保険、車検代を月換算)
保険など→0〜20000円
ざっと12万円台〜14万円台となりました。
上記は参考値ですが、改めてどれだけの支払いをしているか意識する機会になったと思います。
では、節約するのに着目するポイントを続けてお伝えしたいと思います。
家
まずは1番大きい比重になる家賃についてです。
家賃を抑えるには
- 実家から通うこと
- 家賃の値下げ交渉をすること
が方法として挙げられます。
実家から通う
いきなり何を言っているの?と思う方もいるかもしれません。
しかし、実家に数万円入れ過ごすとして、食費や光熱費などの諸経費を考えると圧倒的に固定費を低く抑えられます。
実際に私も実家にいる時は収入の25%を貯金していました。そのおかげで1年で100万円近く貯められました。
可能であれば実家から通うこともオススメします。
家賃の値下げ交渉をする
ひとり暮らしをしている方はこちらです。
さっきの例では家賃が月6万円。つまり年間で見直すと72万円。1千円でも下げられると年間1万2千円の節約になります。かなり大きいと思いませんか?
しかし、いきなり大家さんに「家賃を下げてください」と伝えても「はい、分かりました。」とはなりにくいです。
まずは自宅の間取りに近い物件を調べ家賃相場を把握します。
そしてその情報をもって交渉にあたるようにしましょう。
ただ相手も人間です。高圧的な態度はいけません。
また家賃交渉の際、下げてもらえたら住み続けることを伝えましょう。大家さんが1番嫌なのは空室が出ることです。
家賃という収入が0になるより、千円下がってでも住み続けて空室を出さない方が大家さんにとっても有難いと思います。
そのため、実際にお住まいの地域の家賃相場を確認して値下げ交渉をしてみましょう。
月々の支払いを減らすことが出来るかもしれません。
通信費
次に通信費です。
通信費を抑えるには
- 格安SIMを使用する
- 格安プランの契約をする
- インターネット無料の物件に住む
が方法として挙げられます。
格安SIMを使用する
最近は3大キャリア以外にも楽天モバイルやmineo、UQモバイルなど様々な会社が出てきています。
その中でどこを利用するかを考えていきましょう。
また、使用するギガ数によって料金が変動するプランが多いため自分がどれくらいのデータ容量を使っているかを確認しておくといいと思います。
私は月に約10GB使っていたのと楽天カードを使用しているので楽天モバイルにしました。
実際にYouTubeを観たり、ネット検索をしている感触としては特に問題は感じません。
月々の料金も6000円くらいだったのが2000円程度になり、支払い額もグッと減りました。
格安プランの契約をする
こちらはPUBGなどリアルタイムでの反応速度を求める(通信速度の速さを必須としている)方向けかと思います。
3大キャリアの早い通信速度はそのままに月々の支払いも抑えられるからです。
auではpovo、docomoではahamo、SoftBankではLINEMOがあります。電話番号やキャリアメールが使えなくなる点もありますが、Gmailなどを使用することで代替することは可能です。
インターネット無料の物件に住む
最近はインターネット無料、と表記されている物件も見かけることがあります。個人で契約すると月々4000〜5000円程度の出費と考えるとかなり大きいと思います。
しかも家にいる際はWiFiを使えるため、スマホのデータ使用量を減らすことも可能です。
ということは契約プランを変更して先述以上に支払いを減らすことが出来るかもしれません。かなりお得だと思います。
しかし、注意点として物件全体での契約をしていることがあるため使用している人が多い場合は通信速度が比例して遅くなってしまうことが挙げられます。
しかしネット検索やSNS、YouTubeなどで動画を観たりする分には大きな問題は生じにくいと思います。
プラン変更等、手続きが面倒に感じる方もいると思いますが1度の頑張りでかなり月々の支払いを減らすことが出来るかもしれません。
車
3つ目に車関係です。
こちらは車両代、メンテナンス費(車検代、パーツ代、保険)、走行費(ガソリン、駐車場)、税金と色々な費用が重なります。
車関係の費用を抑えるには
- リセールバリューの高い車を乗る
- 購入ではなくカーリースを利用する
が挙げられます。
リセールバリューの高い車に乗る
リセールバリューとは、乗らなくなった際のモノの価値です。
つまり、今回は車の価値を意識して購入することがポイントになってきます。
例えば300万円の車を購入したとします。
5年後に手離そうとして売りに行った時、いくらで買取をしてもらえるか、ここを意識する必要があるという事です。
現在ではSUVの車は市場価値も高いため、リセールバリューも高い車の購入が出来ると考えられます。
また、クラシックカーもマニアからしたら価値のある1台だと思います。
もし購入する際は、購入する予定の車の価値も意識した買物をするのが大切になってきます。
購入ではなくカーリースを利用する
ここ数年、カーリースという言葉をよく耳にします。
こちらは月額利用料が車種によって決められており、その中に車検代なども含まれています。
月1万円台〜3万円台と契約期間や車種によって料金の幅も大きいので無理ないプランを選択することが可能です。
通常は車検代、税金、保険代などで月の支払いがバラつき、出費がかさむ時期もあると思います。
その点、カーリースであれば月々の支払いが一定のため貯金や他のものにお金を使うことが出来ます。
契約期間ですが会社によって様々ですが36ヶ月〜84ヶ月での契約をするところが多いです。
契約期間が過ぎた車は継続して契約するか契約を止めるかの選択が可能…。つまり新しく良い車に乗り換え続けることも可能ということなんです。
カーリースという方法も調べてみると、月々の支払いを減らすことに繋げられるかもしれません。
保険
最後に保険についてです。
生命保険やがん保険、貯蓄形保険など契約している方は多いかもしれません。
そこで少しでも保険代を抑えるには
- 公的保険を使用し、不要な保険を解約
ことが挙げられます。
公的保険を使用し、不要な保険を解約
日本には国民皆保険という制度や年金制度があります。この内容を把握しておくだけで必要な保険を選ぶことが可能になります。
病気や手術で病院にかかった際、3割(高齢者は2割)負担なのはご存知の方も多いと思います。
ですが「高額医療費制度」についてご存知の方は多くないのではないでしょうか?
高額医療費制度は自己負担分の上限を超えた金額が支給される制度です。
収入に応じて金額の差はありますが
8,000円〜252,600円+(医療費-842,000円)×1%
と定められています。
例えば医療費が100万円かかったとします。上記の式に当てはめると
252,600+(1,000,000-842,000)×1%
=252,600+1580
=254180(円)
と月の自己負担分の金額を出すことができます。
この制度を利用するのは支払いを終えてからの申請となります。
しかし経済的な余裕がない場合は事前に「限度額適用認定証」の交付を受けることで窓口負担が自己負担の上限金額までにすることが可能です。
保険の解約をし、貯金を増やした方が支払いを減らしその他のリスクや出費に備えることが可能となります。
家族構成や年齢によって違いはありますが契約内容を見直すことで、月々の支払いを減らせるかもしれません。
まとめ
ここまで固定費の見直し、ということで月々の家、通信費、車、保険の支払いを中心に述べていきました。
例では月12〜14万円程度の出費としましたが、実際に見直しした場合
家→1,000円、通信費→5,000〜10,000円
車→3,3000円(※20,000円程度と仮定)
保険→2,000円
合計41,000〜46,000円の支払いを減らすことが可能でした。
仮定の話ですが、ここまで大きい節約が出来ると貯金などに使えるお金も増えてかなり生活が楽になると思います。
皆さんも自分の支出入の見直しをして頂けましたでしょうか?
この機会に家計を見直すキッカケになればと思います。
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